今日は乗馬に行ってきました。
馬と触れ合えて楽しかったですし、改めて競走馬にまたがる騎手の凄さを実感しました。
さて、今日は馬券購入の際に必ず付きまとう、断然一番人気の取捨について取り上げたいです。
あの馬が馬券外になるとは、、、、
早速ですが、下の表はあるレースの単勝オッズを上位5番人気まで並べたものです。
1番人気の馬の名前は何でしょうか?(簡単すぎます)
馬名 | 単勝オッズ |
---|---|
〇〇〇〇〇〇〇〇〇 | 1.5 |
リスグラシュー | 6.7 |
サートゥルナーリア | 7.8 |
ワールドプレミア | 13.4 |
スワーヴリチャード | 17.5 |
正解はアーモンドアイで、2019年の有馬記念のものです。
このレースの教訓は「競馬に絶対はない」、、ともう一つあると思います。
それが、断然人気を本命にするかの選択です。
皆さんも一度は、断然の1番人気を本命にしたのにも関わらず、馬券を外したことがあると思います。
僕は、
「圧倒的な支持を集めている1番人気だから、とりあえず軸にしよう」
という思考過程は危険だと考えています。
確かに、単勝一倍台の馬はほとんどの場合で馬券に絡みます。
しかし、時には4着以下に敗れることがあります。
だからこそ、一度立ち止まって大多数とは違う思考回路が大切だと思います。
つまり、
圧倒的な1番人気でも負けることがある
→その1番人気馬に明確な不安要素があるなら違う馬を本命にする
→1番人気が飛んだら高配当が見込める
という思考過程が重要だといえます。
実際、アーモンドアイには熱発で香港カップを回避したという不安要素がありました。
また、初の中山・非根幹の2500mでした。
さすがにいくら強いとはいえ、このオッズは過剰人気でした。
余談ですが、宝塚・有馬記念の両グランプリ、特に有馬記念は普段競馬をやらない人も馬券を購入するため、オッズのゆがみが大きくなります。
皆さんの周りにも、有馬記念だけは参戦する方がいるのではないでしょうか。
そして、アイドルホースであればあるほど人気を被るのです。
終わってみれば、2,3,4番人気の順で3連単57860円の高配当でした。
競馬は大勢とは違う思考を踏まないと絶対に負けるゲームです。
単勝2倍はどんな意味を持つのか?
では、タイトルにもある2倍について考察したいです。
単勝の払い戻し率は通常80%です。
あるレースで単勝の売り上げが10000円(100票)だったと仮定します。
ここで、1番人気・2倍の馬が勝った時、全体の何%がこの馬に投票されたでしょうか?
10000円×80%÷2=4000円(40票)、で40%となります。
この数字を見て、皆さんはどう感じられるでしょうか。
「やっぱり2倍の馬には支持が集まっているなぁ」と思われるかもしれませんが、僕は
「そこまで高くないなぁ」という感想です。
というのも、残りの60%は他の馬を支持しているからです。
2倍という数字は強い馬という印象を与えてきますが、実際は4割しか支持していないんです。
これが、2票に1票となるオッズが1.6倍です。
数字上は強そうに見えても、あくまで他大多数の投票によるものだということです。
一番やっていただきたくないのが、
「この馬狙っていたけど、断然の1番人気がいるからこっちを本命にしよう」
と考えることです。
何度も言いますが、競馬はいかにまわりの逆を行くかが大切です。
自分が強いと思う馬や、前から狙っている馬がいるレースで圧倒的な1番人気がいても自分を信じて勝負するべきだと思います。
1番人気に気持ちが向きそうになったら、
「そうか、1.6倍でようやく2人に1人が支持しているだけなんだ。」
と思い出していただけると、今後きっと高配当にありつけると思います。
そんなこと言っている僕も昨年、猛反省したレースがあります。
それが、安田記念です。
予想は、
本命アーモンドアイ、対抗グランアレグリア、3番手インディチャンプでした。
結果は対抗→本命→3番手の順で外しました。
グランアレグリアの単勝が12倍もつくレースはもう今後ないでしょう。
この時の単勝オッズは1.3倍でした。
支持率は約61.5%でした。
このオッズでも、約4割は違う馬を支持していたことになります。
だからこそ、少し思考を変えて、
「間隔を詰めたローテは初で少し不安だなぁ、昨年も不利があって3着と相性の悪いレースだし、負かすならグランアレグリアだな!」
と考えることができれば、3連単をとれたはずです。
3連単は3→1→2人気の順で11,240円と万馬券でした。
前走のヴィクトリアマイルのパフォーマンスが強烈すぎて、ほとんどの人(僕も含めて)がアーモンドアイは1着だと思考停止に近い予想になった結果だと思います。
これ以上悔しい思いをしたくないですし、皆さんにもそうであってほしいです。
今後の予想の際に、断然の1番人気との向き合い方を考え直していただければと思います。
コメント