グランアレグリアが負けてしまいました。
改めて、競馬に絶対はないことを痛感したレースでした。
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レース回顧
ダノンキングリー 1着
驚かされましたが、ダービーで2着していたように能力的にはGⅠ級の馬でしたね。
僕自身は完全に旬が過ぎたと判断してしまったので早計でした。
スタートしてから最初の200mの位置取りの差が今回のレースの勝敗を分けたと思います。
レースでは川田騎手がグランの横にピタッと付けて外からブロックしました。
その後、グランよりも一列前の位置を取りました。
一瞬の判断でしたが、見事な騎乗だったと思います。
道中は折り合って直線では外に出すと、弾けるように伸びて最後はアタマ差先着しました。
ここ2戦は不甲斐ないレースが続いていましたが、陣営が必死に立て直した結果が出たのだと思います。
また、ダノンの馬が2頭出ていましたが川田騎手はプレミアムではなく、この馬に騎乗しました。
その当たりも密かな手応えを持って望んでいたのかと妄想してしまいます。
また、約7ヶ月ぶりのレースでの勝利で近年のローテの変化にも対応していく必要がありそうです。
グランやシュネルは間隔が詰まっていましたが、この馬はその点でとてもフレッシュな状態で出てきました。
個人的には札幌記念に出てほしいですが、次走は秋の毎日王冠でしょうか。
ここも人気しますが、逆らいづらいと思います。
とにかく、人気薄で勝たれてしまったので後追いだけは避けたいです。
それにしても、ダノンの馬はなかなかGⅠで勝ちきれていませんでしたが、今年に入ってどちらも川田騎手で2勝してます。
川田騎手の充実ぶりに今後も目が離せません。
最後に、netkeibaの川田騎手のコラムでは人柄や競馬との向き合い方を知れるのでとてもオススメです。
ただファンになりすぎてしまわないように注意してください。
グランアレグリア 2着
想定通り内枠の先行馬で前を塞がれ、外枠の差し馬にブロックされてグラン包囲網がしかれていました。
スタートから直線に向くまでに、ダノンキングリー→ケイデンスコール→カテドラルの二桁馬番トリオに外からブロックされていました。
そのため、あれだけ位置が後ろになってしまった上に、直線でも前が開かずにかなり窮屈な競馬になっていました。
それでも最後の100m当たりで進路を確保すると、インディを内から交わして勝ちきりそうな2着でした。
あれだけ厳しい展開になりながら、2着にくるんですから相当強い馬ですね。
あとは重馬場の大阪杯→ヴィクトリアマイル→中2週の安田記念のローテも響いたと感じました。
これで安田記念は6年連続で1番人気が負けています。
来年もこれが続くのか注目したいです。
個人的には直線の感じで、ウォッカの安田記念を思い出しました。
もし勝ちきっていたらこのレースも伝説として語り継がれていたと思います。
僕は切って勝負しましたが、勝ちきれない可能性は高いと読んでいたので自信になりました。
次走はおそらく天皇賞秋に直行ローテでしょう。
万全の態勢でレースにきて、また強いグランアレグリアをみたいです。
▲シュネルマイスター 3着
3歳ながら3着に来たのは立派だと思います。
好走の要因は外枠から全くストレスなく外を回ってこられたことでしょう。
あとは54kgの斤量も相当有利だったと思います。
NHKマイルから間隔は詰まっていましたが、素晴らしい走りでした。
秋は富士ステークス→マイルチャンピオンシップのローテがいいと思うので、しっかりと休んで成長した姿を見せてほしいです。
インディチャンプ 4着
安定感は抜群ですね。
これで国内成績は8-2-5-5-0で未だに5着以下がありません。
好位5番手からレースを進め、直線ではギリギリまで追い出しを待っていました。
ただ、全盛期なら勝ちきれなくとも連対していたと思うので、流石に少し衰えがあるのかなとも思います。
秋も一度使ってからマイルチャンピオンシップに向かうと思います。
前哨戦でも人気するでしょうが、休み明けはあまりいいタイプではないので嫌いたいです。
また本番でも人気すると思いますが、年齢的にも消して勝負するのがいいかなと感じます。
トーラスジェミニ 5着
2番手からレースを進め、直線でもしぶとく粘り5着に入りました。
明らかに馬が強くなっていると感じますが、このタイムで走れることにも驚きです。
2走前に58 kg を背負った経験が活きたと思います。
今後の重賞戦線でも楽しみな馬ですが、この好走で人気してしまうのでしばらく様子をみたいです。
カデナ 6着
武豊騎手の好騎乗が光ったと思います。
道中ではグランアレグリアの真後ろにつけ、直線では内に進路を切り替えながら伸びて来ました。
前走の大阪杯も6着でしたし、年齢的にも馬場が少し荒れている方が好走してくるイメージがあります。
また、夏のローカル開催でもまだまだ存在感を出してくれると思います。
ただ、確実に人気するので慎重に判断していきたいです。
〇ダノンプレミアム 7着
好スタートから3番手につけるいつも通りの競馬でした。
直線ではジリジリ伸びていますが、切れ負けした印象です。
これでこのレースで3年連続6着以下となったので、マイルのGⅠはこの馬には厳しいと思います。
年齢も6歳で衰えはあると思いますが、札幌記念に出てくれれば侮れないと思います。
サリオス 8着
怖い存在だと思っていましたが、 残念な結果となりました。
初の58kgが堪えたかもしれませんが、3歳時の活躍を考えると物足りないです。
直線では若干の不利がありましたが、それがなくても馬券内は厳しかったと思います。
ダービーやマイルチャンピオンシップでは外枠から直線でもスムーズに伸びてきていたので、内枠に入った時は少し割り引いた方がいいかもしれません。
また、元騎手の安藤勝己さんがおっしゃっていましたが、距離も伸びた方がいいタイプかもしれない。
馬格もあるので次走は札幌記念がいいと思います。僕が馬主ならそうします。
次走以降の取り扱いも難しいですが、人気なら軽視したいです。
ハーツクライ産駒ですし成長にも期待して、人気が落ちタイミングで狙い撃ちたいと思います。
ギベオン 9着
能力的にも厳しかったですが、これだけ切れ勝負になっては分が悪いです。
中京にとにかく強いので、12月の中日新聞杯で狙いたいです。
おそらく人気しますけどね。
ケイデンスコール 10着
GⅠでは厳しかったようです。
ただ対グランアレグリアに関してはいい仕事をしました。
この馬の力を出せたと思いますが、瞬発力勝負では他の馬の方が有利でした。
また、今年4戦目だったことも影響したと思います。
今後もGⅠ以外のレースでは注目したいですが、人気を見ながら判断したいです。
ダイワキャグニー 11着
この馬のベストは出せたと思います。
次走は新潟記念に出てくれれば面白いと思います。
また、東京の1800mは強いので秋の毎日王冠で人気薄なら狙いたいです。
カテドラル 12着
スタートで出遅れましたが、それがなくても厳しかったでしょう。
58kgも初でしたし、この馬にとって良い経験だったと思います。
能力的ににGⅡ以下なら勝てると思うので、差し有利な展開を見極めて狙いたいです。
また、関屋記念出てきたら、積極的に狙いたいです。
△カラテ 13着
さすがにGⅠは敷居が高かったですが、人馬ともに良い経験になりましたね。
この馬のキャラ的にこの大敗で次走は人気を落とすと思います。
能力的にGⅡ以下なら勝負になると思うので穴で狙いたいです。
◎ラウダシオン 14着
本命がここまで負けると逆に清々しいです。
好スタートから5番手でレースを進めとてもスムーズな競馬でした。
ただ直線に向いてすぐに手応えがなくなり最下位となりました。
今年に入って4戦目で中2週のローテはかなり厳しかったようです。
思ったよりも人気がなかったので本命にしましたが、状態面を考えると判断ミスでした。
今後はこの反省を活かしていきたいと思います。
夏は休養してスワンステークスに出てきてほしいです。
まとめ
ダノンキングリーの復活は素直に嬉しいですね。
ダービーでロジャーバローズの2着になった馬が、2年の時を経てGⅠ馬になったのは感慨深いです。
僕はこのダービーを現地で見て負けたにもかかわらず、先輩と焼き肉を食べて帰ってきたのをよく覚えています。
競馬にはストーリーやドラマがあります。
ギャンブルだけでは片付かない面白さや奥深さがたくさん眠っているので、存分に楽しみながら今後も精進していきたいです。
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